可愛い盛りの娘に目をやり編み物に耽る

娘の言葉について。

サ行とタ行が、やはりうまく言えないらしく。
「だっこちてほちぃ」
「あかまみ(タッチマイタミー)」
「しゃむいねー」
「かえるしゃん」
「ばばこしゃん(ばたこさん)」
「かちて!」
などなど…挙げればキリがないけれど。

それが!とにかく!可愛いのなんのって!!!


きっと今が一番可愛い時なんだろうなぁと、思う。そう考えると寂しくなる。成長が楽しみなのに、寂しい。





読書に編み物に料理に掃除に買い物。それらが大体滞りなくできるようになって、やっと落ち着いた。と思えるようになった。2年以上かかった。


身も心も草臥れてしまっていたけどそれ以上に狂おしいほど可愛かった。最初から。自分にそんな母性があったなんて知らなかったから、嬉しかった。今でもそう思う。


明日はもう少し、ちゃんと遊んであげよう。もし晴れたら公園へ。あぁこんなに可愛いのにきっとすぐに成長してしまうんだろうな、寂しいなぁ。

と、たまには率直な感想を。


あぁ、それにしても、眠れない。



体がやけに熱い。一度布団から出てクールダウンしたほうが良さそうだ。

編み物をしているとき、大抵無心なのだが今日は物凄く暗い感情がやってきてそれに取り憑かれてしまった。


私は、きっとあの人を好きになれない。なぜならハナから私の存在自体を否定しているのだから。そんな人を一体どうやって理解してあげることができるだろう。
祖母に会いたい。
もっと言えば祖母と暮らしたい。でもそれはきっと無理だろう。現実的じゃない。

どんな思いで今暮らしているのだろうか。
きっと、祖母の性格からしてさらりと受け流しうまくやっているのは間違いない。長年培い身に付けた処世術は褪せることはないだろう。


それがなおのことやるせない気持ちにさせる。


どうしてこんなことになってしまったんだろう。
父を責めるのは簡単だけど、それもできそうにない。





もっと眠れなくなってしまいそうだからもうやめよう。

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