葛西臨海公園と舞浜イクスピアリ

朝、フレンチトーストを作って食べて、掃除や洗濯、常日頃から気になっていた諸々を片付け、お昼に焼きそばを食べて、あっという間に14時半。
こんなにゆっくりした休日、東京に来てからは初めてなんじゃないだろうか。


家を出る。娘、すぐ寝る。
焼きそばを食べたにも関わらずお腹が空いたのでマックドライブスルー。プラレール品切れで残念。

ラジオを聴きながらいつもの道を通り抜け、お台場レインボーブリッジ。


夕暮れの葛西臨海公園へ。
一度来たことがある。夫と、何年前になるだろうか。あの日は、行徳駅から歩いて来たっけ。真夏の暑い日だった。

駐車場に車を停めて芝生公園へ。思いがけず遊具があり、娘が遊びたがったので思う存分遊ばせる。楽しそう。
大きすぎる観覧車のもとではしゃぐ娘と夫。私はこの場所が大好きだなぁと思った。

キリのいいところで海へ向かう。
落葉した桜並木道を、親子三人手を繋いで歩く。辺りはだんだん暗くなってきていたけれどそれもまた良し。

「うみだよ」
「うみ!うみだー」

海育ちの娘、嬉しそうだった。ずっと来たかったもんね。今度はもっと明るいときに来ようと約束した。
左手に舞浜。右手に都心。向かいは横浜だろうか。大きな橋の袂、羽田空港の飛行機が飛び交っているのがわかる。船が通り過ぎたとき、津波のように波が押し寄せてきて心底から恐ろしくなった。足元を掬われそうになって、娘を抱いたまま焦りとは裏腹に無言で上へ上へと向かった。

すっかり暗くなったので駐車場へ戻る。観覧車はライトアップされ、目が痛いほど眩しかった。



舞浜、イクスピアリへ。
親族の結婚式で上京している友人家族と合流する。
舞浜という場所に来るだけでワケもなく気分が高揚する。ディズニーキャラクターをあしらったモノレールが何度も頭上を往来し、ホテルはバブリーに煌々とライトアップされ、幾度となくホテルのバスとすれ違い、とにかく、夢の国に入場せずともそこは夢の国の入口として完璧に演出がなされていた。

期せずしてアンバサダーホテルに潜入してしまったのだが、なんだろう、とにかくここにいる人々は今夢の中にいるのだろうなぁも思った。

イクスピアリ、意外と広い。歩いて歩いてようやく入口にいた友人家族と合流。

ごはんを食べようと館内を廻るが、目当ての場所がどこもかしこも満席で最低でも一時間待ち。空腹と疲れで子供達はグズグズ。結局、駅前のファミレスに移動した。

娘は最近のマイブーム「おにいちゃん」達と遊んで楽しそうだった。やっと友人の子供達と遊べるようになったのかと、感無量。ほんとうによく遊んでいた。よく笑いよく走る。

席に通されてからは、私と友人はワインを飲んだ。娘は遊び疲れたようで終始おとなしかった。夫は飲めない代わりによく食べていた。ごめん、ありがとう。

飲みまくって、泥酔。
友人と一旦外へ出たら、ちょうど夢の国で花火が上がっていた。そのとき最高潮に酔いが回って前後不覚になってしまった。しかしこんなに酔ったのは一体いつぶりなんだろうと冷静に考える自分もいた。


泥酔のまま皆と別れ、帰る。酔狂の中でみる東京の夜景の美しいことよ。


帰りの途中で娘は寝た。

ここ数年で一番楽しい夜だった。と何度も夫に言った。何度もありがとうと言った。上機嫌である。でもほんとにそのくらい、いい日だった。最高。ああ眠い。もうだめ。おやすみなさい。書き漏れてることがあったらまた明日書こう。

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