公園で焼き芋を食べる

毎日、買い物に行くだけでヘトヘトになるのでなかなか公園に行けずにいた。武蔵野の森公園に行って以来、平日は連れて行ってない。

娘は体力があまりないのか、なんなのかわからないけど家の中にずっといても苦じゃないよう。一度買い物で外に出れば満足している。

でも今日は金曜日だし！

晴れてるし！

暑くも寒くもないし！

掃除も洗濯も済んだし！

いざ！

まずは買い物を済ませてから…と駅前へ。焼き芋のおいしいにおいがしたので辛抱堪らず購入。

二軒回っただけで疲れた。なぜなら娘がまったく歩かないからだ。ずっと抱っこで背負っている荷物は重い…。

一旦帰ろう。

娘が公園のこと忘れてたら、今日はもういいや。

と、一度家に寄ると泣く！

「公園いこうね」

「こえん！こえん！こえん！」

「うん、公園ね」

「すべりだい！べりだい！べりだい！しゅー！」

「滑り台しようね」

という出掛ける前のやり取りを覚えていたらしい。普段は買い物から帰ってきて泣くことなんてない。むしろやれやれ、とでも言いたげに一目散に家へ入っていく。

荷物を置いて、抱っこして公園へ。

相変わらず誰もいない。

最初はこんな公園…と思っていたけど三度目にもなるとなんだかこれはこれでいいような気がしてくる。まず人がいない、というのがいい。

娘が好きな二大遊具のブランコと滑り台があるし、今日気づいたのだがどんぐりの木もあった。

「どんぐり！」と嬉しそう。

何度かブランコに乗って、滑り台をすべって。木の棒を掴んで土にお絵かき。

途中でさっき買った焼き芋を食べる。ベンチに並んで食べる。「ふふふ」と嬉しそうに笑う娘。

気持ちのいい秋の日に、娘と公園のベンチに並んで焼き芋を食べる…

私も嬉しくなって、笑い合った。

砂遊びに夢中になっている。二歳ニヶ月、ようやく躊躇なく触れるようになったか。今まではほんの少しでも土や砂に触れると嫌がっていたのに…。微笑ましいので放っておこう。