何もない公園で
昨日、娘と買い物帰りに初めて公園へ出かけた。
一応徒歩圏内にある住宅に囲まれた小さな公園。
遊具も極端に少なく、人は誰もおらず、寂れた印象。
鹿児島では歩いてすぐのところに運動場も室内遊び場も公園も川も海も図書館もスーパーもなんでもあった。田舎のくせにとても利便性に優れていた。
東京のこの場所は、さして都会でもなければ田舎でもなく、便利なようで子連れには特別魅力のない町。上記したものが殆ど無い。かろうじて一軒スーパーはあるが、その物価の高さにたじろいであまり足が伸びない。
せめて公園くらい、と思って来てみたら、なんともがっかりな公園。
しかし気を落としたのは私だけらしく、娘は顔を輝かせ楽しそうに遊んでいた。
二人で何回もすべり台に登り、滑る。
初めてあんなに泥だらけになった。
子供の柔軟性や適応力の高さにはいつも驚く。子供の為、と考えていることの殆どは親のエゴなのかもしれないな、と思った。
家に着いてすぐシャワーを浴び、昼食を食べさせてる間に泥だらけの靴を洗う。
秋の風が心地よく家を吹き抜ける。
娘にとってほんとうにいいことを、これからはどんどんしていこう。過剰にならないように、お互い負担にならないように。