春の気配

先月末からなんだか体調が芳しくなくて、今日から夫が出張だっていうときに本格的に風邪発症。
娘が元気なのが救い。

頭痛から始まる風邪って、かなり珍しいパターン。
葛根湯毎日飲んでたけど、ダメだったか〜。


で、駅前の内科に行こうかなと思って調べたら、午後は16時からの診療。

16時って…微妙すぎる。


もう、家にある漢方や薬でなんとか乗り切るしかない。か。



週末に夫の兄と母が来て、散々飲んで、次の日はみんなで寿司屋に行って、なんてことをしたから悪化したんだろう。





さっき、買い物へ行く為に外に出てみたらあらびっくり。風邪に乗って梅の匂いがするし、ぽかぽかとあたたかい。

昨日が新月で旧暦のお正月だったと思うけど、東京も鹿児島と同じような季節の巡り方をしているみたい。長年雪国で育った私からするとあまりにも早い春の訪れに驚きつつも、心がふわっと軽くなるような、なんだかそんな気持ちになったりして。雪のないさみしい冬にはちょうどいい長さかも。


娘の小さい手のひらを握って、陽がさすコンクリートの上をてくてく歩いてると風邪をひいていることも忘れてしまいそうになるほど、なんかいいなぁと思う。


「ひこうき!」

と、乗り物の音に敏感な娘が空を仰ぐ。
みると大きな飛行機。調布飛行場から飛び立った飛行機だろうか。


テレビでミサイルの映像が流れ、娘はまた「ひこうき!」と指差す。

「あれはミサイルっていうんだよ」

とはなんとなく言えなくて、「ひこうきだねー」と流してしまった。


隠さなくても、教えなくても、いずれ知る時は来るだろう。
ミサイルという言葉も、それがなんなのかも、いずれ知る時は来る。

5年後、10年後、この世界がどうなっているかはわからないけど、ミサイルはたぶん存在しているのだろうし、娘もその世の中に生きているはず。

いずれ自然に知ればいい。

今は、なるべく世界が美しくて素晴らしいものだという認識を培ってもらいたい。
親のエゴかもしれないな。






「世の中ってクソだな」
「なんで私は生まれてきてしまったんだろう」
とか、まだまだ思ってほしくなくて。

いつかそう思う時が少なからずあるんだろうけど、
「こども」
と呼ばれるうちは、そんな風にならないように。
子どもは子どもらしく子どもの世界で生きていてほしい。



…偉そうに仰々しいこと言ってるけど、自分みたいにならないように、とつい思ってしまうだけなんだろう…

こどもは、こどもであるべき。








はぁ、熱がある気がする…
でも実際数字を目の当たりにしたら一気に具合悪くなるはず…

必ず1月か2月、体調崩すなぁ。毎年。なんでかな。

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