武蔵野の森公園

遂に重い腰を上げて1キロ先の公園へ行った!

天気が良すぎる日は好きではないので、今日くらいの天気がちょうどいい。出不精な私でも出掛けよう!という気になる。

1キロ、大人一人だったら大した距離じゃないだろう。でも2歳児を連れてとなるとなかなか…。

起きてすぐ「公園いこっか」と珍しく私から提案したにも関わらず「いかない」の一点張りで家で遊び始める娘。え、支度したのに…まぁ、そろそろお昼だしとりあえずパスタでも茹でるか、と、二人でパスタを食べた。
そのあと娘から「こえん!いこっか!」と誘われたのは既に13時頃だったけど、よし行くかとベビーカーもエルゴも持たず家を出た。


目指したのは「西町公園」
スタジアムの遊歩道をぐんぐん歩く。車が通らない広い道はとてもありがたい。

やはり娘にとって1キロは遠いようで、途中からはずっと抱っこ。それでも私も疲れないうちに到着。
広い芝生やカラフルな遊具を発見し大興奮で走り回る!
「のる、のる」と何度もすべり台をすべった。大人でもちょっと怖いくらいのすべり台。2歳児には刺激が強いような…と思っていたところ、一組の親子と遭遇。子ども同士で互いに興味津々でくっついて行動してた。そんなもんだから母同士も会話が進む。


近くに住むママ友、は絶対に必要だということを私はかつて学んだ。

こちらに来て毎日鬱々悶々としていたのは、その存在がなかったのも大きいような気がする。
近所のママ友は、毎日育児に勤しむ専業主婦にとって貴重な情報の源で、ほかの誰にもわかりあえないものを持ついわば同志のようなものだと思う。


最近この辺に越してきたばかりで〜なんて話をしていたら、流れで
「近くに武蔵野の森公園があるから、よかったら一緒に行ってみましょうか?」とのことで是非是非〜とくっついて行った。男の子、眠そうにしてたのに有難い。なんていい人なんだろう。

武蔵野の森公園、ずっと気になっていた公園。でも歩いて行くには遠いんじゃないかとなかなか行けずにいた。
西町公園から歩いてすぐのところにそれはあった。
広い道、芝生、森、遊具。飛行場が見え、飛行機がとても近い!やっぱり最高のロケーションだった。子供達も喜んで遊んでいた。私もなんだかいろいろと、嬉しかった。


遊具よりどんぐり拾いに夢中になる子供達。
娘は、初めてだろう。

私がずっと昔からずっと思い描いていた光景だった。
秋、娘とどんぐり拾いをすること。
子供を持つ前から憧れだった。
なぜか、娘を持つ前提でいつも夢想していた。


それが遂に今日叶ったのだ。
想像していたより都会にいて、想像していたよりまだ暑かったけど。
嬉しかった。
出会いというのはかけがえのないものだなぁとしみじみ思う。彼女が誘ってくれなかったらたぶんここに来ることもなかっただろう。どんぐりを拾うことなく冬を迎えていたかもしれない。



連絡先を交換して別れた。もう躊躇などない。母は強い。



帰り道、来た道とはちがう道で帰る。スタジアムの敷地内なので車は通らず、人もおらず、木々が沢山生い茂り紅葉も始まっていて鮮やかで、とてもいい道だった。

パンダの広場でまたどんぐり拾い。今度は座り込んで沢山拾っていた。



私のワンピースのポケットには溢れんばかりのどんぐり。童心にかえり宝物のように思えた。


山形産のデラウェアが安く売ってたので、それを買って帰宅。帰ってすぐ食べたがったので一房食べてみたら、懐かしくて美味しくて最高。今日という日に相応しい。




これで夫が早く帰ってきてくれたら最高なんだけどな。どうだろうか。まぁそれを抜きにしてもほんとうにいい日だった。やっと、こんな風に一日を過ごすことができた。バンザイ!

f:id:illneko:20160313011911j:image